AV監督とAV男優の話

【カンパニー松尾】ハメ撮りドキュメンタリーAVジャンルを築いたハマジム系監督【タートル今田】

「AV監督」と呼ばれる存在は、今やたくさんいて、珍しい職業というわけではない。

少し有名になれば、エロ雑誌とか、エロサイトとか、各種メディアで特集されることも多いもの。

中でも目立つ存在になれば、「新書」や「単行本」でも取り上げられたり。

「AV史」といった、”歴史もの”が編集されるような時代。

そのような存在を改めてここで語ること、特に目新しい情報はありません。

だからこそ、勝手なことを書いていきます。

失礼もあると思うが、相手にしないだろうし、しないでください。

基本的には、リスペクトしている方を取り上げていくことにします。

そして、その記念すべき第1回のゲストは「カンパニー松尾」監督。

”カンパニー松尾”と聞いて、興奮する人というのはおそらく40歳前後かな?と。

現在の若年層にとっては、もしかしたらそれほど有名ではないのかも。

カンパニー松尾とは、簡単に言えば

・ハメ撮りAV

・ドキュメンタリーAV

この2つを合体させた「ハメ撮りドキュメンタリーAV」を確立した人。

あと、背が高くてちんこがデカい。

※当サイトのAV監督一覧もぜひ参考にしてみてください。

カラミ以外のシーンが(も)面白い特殊なAV

カンパニー松尾に関する、簡単な経歴はうぃきぺでぃあをチェック!

AV業界の人に関していくら有名でも詳しくまとめられていることは稀ですが、比較的情報量が多く分かりやすい内容になっています。

ちなみに、「ハマジム(HMJM)」っていうのは、カンパニー松尾が所属するアダルトビデオの制作会社。

会社社長は「濱田一喜」といって、もともとスチールカメラマンの方。

「綺麗系のジャケット(表1)」を流行らせたのも、この濱田氏です。

「ドキュメンタリーAV」に関しては、その先駆けは「平野勝之監督」と言えますが、平野勝之とカンパニー松尾の関係も深く”その辺”に関しても醍醐味の1つ。

この二人の関係は、自分で調べてみて欲しいと思います。

もちろん、平野勝之のドキュメンタリー作品も面白いです。

人によっては、”きもいだけ”と映ることも魅力。

「FANZA」だと、もう見れないものも多いのが残念です。

若かりし頃のカンパニー松尾とのコラボ作品がこちら。

⇒ 現地妻は濡れていた

ドキュメンタリーというのは、AVにかかわらず被写体とディレクターの関係が鍵になります。

結果、AVでやるならハメ撮りドキュメンタリーになるのは必然、

そしてカンパニー松尾系(「タートル今田」や「梁井一」等)の作品の魅力とは、ハメ撮り(セックス)以外のシーンも十分に面白いこと。

正直言って・・・・カンパニー松尾は、ハメ撮りに関してはそこまでうまくない

と個人的には思います。

またセックスの内容も、AV歴が長いわりに自分勝手(”魅せるハメ”ではない)な印象。

そこがいい、という時もあるのですが・・・

他にうまい監督はたくさんいるし、最近では素人をとっている無名カメラマンの方がうまい。

むしろ、ハメ撮りじゃない部分の方がいい。

何と言っても、最も優れているのは「編集」です。

あと、作中の「ポエム」もいい。

特にカンパニー松尾監督の名を一般層に広めるきっかけとなった「キャノンボールシリーズ」等はとにかく撮れ高が多いですが、しっかりまとめられています。

⇒ テレクラキャノンボール2013 賞品は神谷まゆと新山かえで

わかりやすく、且つ面白い。

キャッチコピーとかにもキレが合って、妥協がないことがわかります。

でも、個人的には「世界弾丸ハメドラー」シリーズが好きです。

⇒ 世界弾丸ハメドラー ウルトラセックスビキニマシーン 小早川怜子

”ヌけるかどうか”に関しては、作品によってけっこう差がある印象。

出ている女優さんが好きな人は、もちろんヌけると思います。

一方で、その女優にも、ドキュメンタリーにも興味ない人はオナニーのために見るものではないかな?と思う作品も多い。

「ヌける度」なら、「タートル今田」監督の方が上でしょうか?

⇒ 人妻とドキュメント 美紀、美咲、麻央、まほ

タートル今田の作品は、女優との相性がいい作品が多いので、”そういうの”が好きな人はめちゃくちゃぬけると思います。

「ビジネスドキュメンタリー」が増えてきた今後の動向に注目

とは言え、本来アダルトビデオの目的・存在意義は<ヌかせる>こと。

特に昨今は「コスパ」を重視する世の中になっています。

そのため、最近はドキュメンタリー作品もしっかり「ヌけるドキュメンタリー」にシフトしているメーカーが増えています。

カンパニー松尾に関しても、昔に比べて”癖”や”毒”といったものを抑えめにしている様子が伺えます。

実際、かなり”ビジネスライク”にシフトしているとお見受けする。

残念と思うのが半分だが、これは仕方がないものなのでしょう。

言い訳にしてはいけないが、時代が違うし、変わらなければならない。

だからこそ、昔の作品を見ると面白いのです。

こんなものはもう作れない、ということに価値があるはず。

特に昔のドキュメンタリーAVは、カンパニー松尾含めハメ撮りすらも「趣味」か「おまけ」のような感じでした。

そういった人達が作る「今の作品」と「過去の作品」を見直すと、他人事ながら「この人達も大人になったんだなー」と思うのです。

しっかり見れば絶対に面白い!

そもそも、ハメ撮りドキュメンタリーなんて、面白いに決まっています。

「AV女優の生い立ちや本音」なんて、みん興味があるに決まっている。

たとえ「なんちゃってドキュメンタリー」であっても、”見られる”ものになります。

そんな中でも、”ホンモノ”を求めるなら、見ておかなければならないのが、カンパニー松尾作品であり、ハマジム作品、その周囲にいる人達の活躍。

まだ見たことがない方は、必ずチェックすべし。

ドキュメンタリーだからといって、”本当のこと”を言うとは限りません。

別に言わなくてもいい。

あくまで、お金を貰っているお仕事。

ただでさえ、オンナは私情を無意識に隠すものだし、AV女優ならなおさら。

「設定」とか「演じる」が、日常でもある。

本音が言えなくなっていることも多い。

でも、カンパニー松尾や周囲の人達の作品に出演する女優が放つ作品の中での言葉は、「もしかしたら本当なのかな?」と思えるのです。